2025年大阪で注目の投資物件

2025年11月時点の大阪における注目すべき投資物件の動向を、地域や物件の種類に分けて詳しくご説明します。

大阪は、2025年大阪・関西万博やIR(統合型リゾート)開発、リニア中央新幹線の開通予定(2045年)、複数の大規模再開発などのビッグプロジェクトを控えており、不動産市場は非常に活況を呈しています。

■注目すべき物件の種類とトレンド

市場全体として、賃料の上昇傾向と物件の二極化が進んでいます。

1. レジデンス(居住用物件)

・物件の種類:
区分マンション(単身向け・築浅):大阪市内中心部や主要駅へのアクセスが良いエリア(梅田、難波、新大阪、天王寺周辺)では、「職住近接」を求める単身者や共働き世帯の需要が非常に強く、家賃の上昇傾向が続いています。

共同住宅(ファミリー向け):利便性が高く、住環境の整備が進むエリア(例:北摂エリアの一部)で安定した需要が見込めます。

トレンド:
・付加価値の重要性:築年が古い、設備が不足している物件は空室リスクが高まるため、宅配ボックス、インターネット無料、高いデザイン性といった「付加価値」を持つ物件が競争優位性を持ちます。

2. オフィスビル

・物件の種類:
都心部の大型オフィスビル:梅田や淀屋橋・本町地区で大規模開発が進行中であり、Aクラスのオフィスビルへの需要は根強く、賃料は上昇基調です。

トレンド:
・賃料の上昇:賃貸市場は貸主優位に転換しつつあり、特に中心部では賃料の底上げが進んでいます。

3. ホテル・商業施設

物件の種類:
ホテル・旅館:インバウンドの急回復と万博・IRへの期待から、ホテル市場は非常に好調です。主要都市や観光地を中心に高稼働が続いており、投資ファンドによる取得も活発です。
店舗ビル:難波や心斎橋など、インバウンド需要の高いエリアの商業地は高い収益性が期待できます。

■投資のプロからのアドバイス

1.金利上昇リスクの注視:国内金利の動向や建築コストの高騰は、投資採算を悪化させる要因となり得るため、慎重な事業計画が必要です。
2.長期的な視点:万博後の反動を見据え、なにわ筋線開通(2031年)やIR開業、リニアなど、より長期的なインフラ整備の恩恵を受けるエリアを選定することが重要です。
3.エリアの選別:大阪府全体で見ると、空き家率が高いエリアも存在するため、人口が増加し、賃貸需要が底堅い**「都市部」や「再開発エリア周辺」**を厳選する姿勢が不可欠です。

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